ユーロ圏GDP0.1%減 7~9月期、マイナス成長

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)統計局は31日、ユーロ圏20カ国の2023年7~9月期の実質域内総生産(GDP、季節調整済み)暫定速報値が前期比0.1%減となったと発表した。物価高や高い金利が経済活動の重しとなった。4~6月期(0.2%増)からマイナスに転じた。

 ユーロ圏経済の柱とされるドイツが前期比0.1%減とマイナスに転じた。アイルランドも1.8%、オーストリアが0.6%、チェコが0.3%、ポルトガルが0.2%それぞれ減少した。一方イタリアはゼロ成長で、フランスは0.1%増、スペインは0.3%増だった。

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