<レスリング>【2023年世界選手権・レビュー(18)】女子68kg級/優勝選手・表彰式・闘いのあと

(2023年9月16~24日、セルビア・ベオグラード)


【女子68kg級】
ブセ・チャブシュオール・トスン(Cavusoglu Tosun, Buse=トルコ)

(UWWサイトより)

1995年12月5日生まれ、27歳。2010年から国際舞台へ出場し、2013・14年欧州ジュニア(現U20)選手権で優勝。2015年にU23欧州選手権69kg級で3位となり、2016年にU23欧州選手権優勝、シニア欧州選手権3位。リオデジャネイロ・オリンピック世界最終予選で2位となってオリンピックへ出場。7位入賞を果たした。

その後も国際大会でコンスタントに上位へ顔を出し、2018年の階級区分変更で、いったんは68kg級へ出場したが、72kg級へ上げて、同年の世界選手権3位、U23世界選手権優勝。68kg級へ戻して東京オリンピックを目指したが、2019年世界選手権を含めて3度の予選を勝ち抜けなかった。

2021年8月に男子選手のセルカン・チャブシュオールと結婚。72kg級へ戻して2021年世界選手権3位、2022年世界選手権5位、2023年欧州選手権優勝。パリ・オリンピックを目指して再度68kg級へ移り、初めての世界一に輝いた。


■ブセ・トスン・チャヴシュオールの話「私の目標はオリンピックで金メダルを獲得することだです。私はそのために努力し、多くの犠牲を払ってきました。トルコの女子はまだオリンピックの金メダルを持っていません。獲得できなかったメダルをわが国にもたらすことが目標です。トルコの女子レスリングは現在、とてもいいステータスにあります。オリンピックで金メダルを獲得できることを願っています」


《1回戦~決勝の成績》=トーナメント表
決 勝 ○[フォール、3:14=4-3]Enkhsaikhan, Delgermann(モンゴル)
準決勝 ○[テクニカルスペリオリテ、2:40=11-1]石井亜海(日本)
4回戦 ○[8-0]Adela HANZLICKOVA(チェコ)
3回戦 ○[フォール、1:47=6-0]Alejandra RIVERA ARRIAGA(メキシコ)
2回戦 ○[フォール、1:47=4-2]Irina RINGACI(モルドバ)
1回戦 BYE


【表彰式】

[2]Enkhsaikhan, Delgermann(モンゴル)
[3]Larroque, Koumba Selene Fanta(フランス)
[3]Ringaci, Irina(モルドバ)
[5]★石井亜海(日本)
[5]Bruntil, Emma Patricia(米国)

※オリンピック出場枠は1~3位と、★印の5位選手が獲得

© 公益財団法人日本レスリング協会