米FRB、利上げ是非議論 「金利据え置き」優勢、1日決定

米首都ワシントンにあるFRB本部(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は10月31日、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)を始めた。最終日の11月1日に決定内容を公表し、FRBのパウエル議長が記者会見する。金融市場では政策金利を据え置くとの見方が優勢で、大手取引所CMEグループが金利先物取引から算出した金利予想では据え置く確率が10月31日時点で9割を超えている。

 FRBは記録的な物価高を抑えるため2022年3月から利上げを進め、足元の政策金利は01年以来の高水準に達している。今年9月には年内にあと1回の利上げを予想していたが、市場では追加利上げはないとの観測も目立っている。

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