甘~い!高松紋平柿5年連続10万円 最高級、金沢で初競り

会場に並んだ高松紋平柿=金沢市中央卸売市場

 金沢市中央卸売市場で31日、かほく市特産「高松紋平柿」の初競りが行われ、約700箱、4.6トンが並んだ。最高等級の「プレミアム」(6個入り)は1箱が競りにかけられ、5年連続で10万円の値が付いた。

 プレミアムは2019年に設定され、1個300グラム以上、糖度16度以上と決められている。落札したフルーツ坂野(金沢市)の坂野浩章社長は「生産者の励みになればと思い、この値段を付けた」と話した。既に予約が入っているという。

 競りに先立ち、油野和一郎かほく市長がトップセールスし、JA石川かほくの西川一郎組合長、高松紋平柿生産組合の池田昌健組合長があいさつした。

 同JAによると、今季は例年より1~2割少ない約60トンを今月下旬まで石川県内や関東、関西の市場に出荷する。

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