道陸協、預貯金1500万円水増し 運営費確保めど立たず

今年の南部忠平記念陸上競技大会の会場となった札幌厚別公園競技場

 一般財団法人北海道陸上競技協会(道陸協、丸昇会長)が、2022年度末の決算で預貯金を1500万円水増しして記載していたことが31日、分かった。同様の会計操作を少なくとも4年間続けていた。道陸協は大会参加者の減少やコロナ対応で赤字運営が続き、日本陸上競技連盟(日本陸連)に納付する22年度分の登録料735万円が現在も未納のまま。このままの状況が続けば、法人の解散を迫られかねない財務状況に陥っている。

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