スカジャン、ハンバーガー… 横須賀名物がメタバース内に登場、アイテムの無償配布も

メタバースヨコスカ内の「ドブ板」(横須賀市提供)

 神奈川県横須賀市は、市の魅力発信や観光PRに向けて、インターネット上の仮想空間「メタバース」の活用を始めた。第1弾としてメタバース内に市内の商店街「ドブ板通り」と「三笠公園」をモチーフにした場が登場。横須賀を疑似体験できる。横須賀らしい「スカジャン」や「ハンバーガー」などのアイテムも無償で配布している。市は「メタバースで横須賀への関心を高めてもらい、リアルの訪問にもつなげたい」としている。

 27日にオープンした仮想空間「メタバースヨコスカ」は、市内の実際の商店街や公園を再現しつつ、モノレールを走らせるなど近未来をイメージした世界を表現した。空間内の場「ワールド」の「ドブ板」では、ご当地グルメのネイビーバーガーや海軍カレーを食べたり、スカジャン店でスカジャンを見たりできる。「三笠公園」では、記念艦三笠の艦内巡りや、公園内のステージでライブの配信などができる。

 12月には市内の観光拠点の一つ「猿島」のワールドがオープン。順次、ワールドを増やし、その内容も充実させていくという。

 オープン記念としてユーザーの分身となる「アバター」や横須賀らしいアイテムのスカジャン、カレーなど無償配布し、メタバース空間で楽しんでもらえるようにしている。外部のクリエーターとコラボレーションして関連アイテム数も増やしていくとしている。

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