若手演奏家が腕磨く とやま室内楽フェス、魚津で始まる

堤さん(左)から指導を受ける若手演奏家

 「とやま室内楽フェスティバル2023」が31日、富山県魚津市の新川学びの森天神山交流館で始まった。県内外の若手演奏家約30人が1週間のセミナーで技術を磨き、同市と富山市の5カ所でコンサートを開く。11月6日まで。

 同フェスは若手演奏家の育成や県内の音楽振興を目指して2006年に始まり、12年からサントリーホール室内楽アカデミー(東京都)と連携して開いている。

 同ホール館長でチェリストの堤剛さんら7人が講師を担当。ピアノや弦楽器など同アカデミーの7団体と県ゆかりの若手演奏家2組が参加する。

 初日は受講生がグループに分かれて練習した。「カルテット・インフィニート」はモーツァルトの弦楽四重奏を堤さんの前で演奏し、曲のイメージなどの指導を受けた。

 2~5日に富山市内でコンサートを開き、最終日の6日は新川文化ホールで成果を披露するジャンプスタートコンサートに臨む。同フェス実行委員会主催。県、北日本放送、北日本新聞社共催。

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