ENEOSと東芝ESS、合成燃料製造の事業性評価の共同実施に合意

ENEOS株式会社(以下、ENEOS)と東芝エネルギーシステムズ株式会社(以下、東芝ESS)は10月25日、合成燃料製造の事業性評価を共同で実施することについて、基本合意書を締結したと発表。この合成燃料製造には、CO

電解技術を用いているという。

合成燃料とは、再生可能エネルギー由来の水素(CO

フリー水素)とCO

を用いて作られる液体燃料だ。原料製造から製品利用までの製品ライフサイクル全体においてCO

排出量を抑えることが可能であることから、カーボンニュートラルの実現に大きく寄与することができる。

両社は、東芝グループが有するCO

電解技術と、ENEOSが有するFT触媒技術※や、石油製品製造技術および製品品質に関する知見を融合した合成燃料プロセスを検討。そして、その特性や事業性についての評価を実施するという。なお、両社は、このプロセスの事業性評価を確実に実施し、今後も脱炭素・循環型社会の実現に向けた取り組みを推進していくと述べている。

※ COと水素から液状の炭化水素を合成する技術であるフィッシャー・トロプシュ(FT)反応を進行させる触媒の開発技術(プレスリリースより)

(出典:ENEOS Webサイトより)

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