教育係の少年とプレイヤーの少女を待ち受ける運命 シリーズ最新作「ハンガー・ゲーム0」予告

2023年12月22日より劇場公開される、人気シリーズ最新作「ハンガー・ゲーム0」の、本予告が公開された。

本予告では、プレイヤーと教育係という関係で出会った主人公の2人が、ゲームでの生き残りという同じ目的で互いに惹かれ合うシーンや、激しいサバイバルアクションが描かれる。ゲームの中でルーシー・グレイに次々と襲い掛かるのは、急に飛んでくるドローンや空から降ってくるヘビなどで、ひ弱な少女が凄惨な戦いを強いられる姿が収められている。

また、これまでのシリーズ作では冷酷な支配者として描かれてきたスノーが、複雑な感情を表す場面も見られる。ルーシー・グレイには「僕が守り抜くよ」と誓うが、ゴール博士からは「人々を守りたいなら、彼らを操るのに必要な事を学びなさい」と言われ、支配する側と支配される側、そして愛と野望の狭間で葛藤する若き少年時代の姿が描かれている。最後には、「最も愛するものこそ、我々を破壊する」という、「ハンガー・ゲームFINAL:レジスタンス」でのスノー大統領のセリフが引用されている。

映像に合わせて流れているのは、「ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション」で主役のカットニス・エヴァディーン(ジェニファー・ローレンス)が歌った劇中歌「The Hanging Tree」。本作では、「ウエスト・サイド・ストーリー」のオーディションで約3万人の中から主人公に抜擢されたレイチェル・ゼグラーが、ルーシー・グレイとして歌い上げており、この歌にまつわる秘密も明かされる展開となっている。

「ハンガー・ゲーム0」は、「ハンガー・ゲーム」でカットニスが第12地区のプレイヤーとして志願する64年前、ドナルド・サザーランドが演じたスノー大統領がパネムの独裁者として君臨する数十年前に当たる前日譚。記念すべき第10回ハンガー・ゲームの新しい試みとして、贄の教育係に任命された18歳の少年スノーは、貧しい境遇から抜け出すため、優勝を心に決める。だが、彼が担当することになったのは、最も弱い第12地区の少女ルーシーだった。そして、彼女の唯一の武器は歌だったというストーリーが展開される。

18歳の教育係の少年コリオレーナス・スノーを演じるのはトム・ブライス。第12地区の贄の少女ルーシー・グレイ・ベアードを「ウエスト・サイド・ストーリー」でゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞したレイチェル・ゼグラーが演じる。ほかに、ピーター・ディンクレイジ、ジェイソン・シュワルツマン、ヴィオラ・デイヴィス、ハンター・シェイファー、ジョシュ・アンドレス・リベラらが脇を固める。監督は「アイ・アム・レジェンド」「ハンガー・ゲーム」シリーズのフランシス・ローレンスが務める。

【作品情報】
ハンガー・ゲーム0
2023年12月22日(金)より、TOHOシネマズ日比谷他にて全国ロードショー
配給:KADOKAWA
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