石川遼と平田憲聖がメキシコへ タイガー・ウッズ設計コースでPGAツアー初開催

石川遼がメキシコでのPGAツアーに出場する ※撮影は2023年ZOZOチャンピオンシップ(撮影/大澤進二)

◇米国男子◇ワールドワイドテクノロジー選手権 事前情報◇エル・カルドナル at ディアマンテ(メキシコ)◇7452yd(パー72)

1週間のオープンウィークを挟んだPGAツアーは千葉からメキシコに舞台を移して11月2日(木)に開幕する。来季のシード権をかけたフェデックスカップ・フォール(秋季シリーズ)7試合の5戦目となり、タイガー・ウッズ設計コースでのツアー初開催でもある。

2014年にオープンしたエル・カルドナル at ディアマンテは、ウッズにとっても初の設計コース。自然の地形を生かしつつ、生まれ育った南カリフォルニアのオールドスタイルを取り入れた18ホールはティショットの選択から戦略性に富み、太平洋を望む景観も美しい。

2022-23年シーズン終盤に2連勝を飾って復活を遂げたルーカス・グローバー、秋季シリーズ初戦「フォーティネット選手権」優勝のサヒス・ティーガラ、キャメロン・ヤングといったフェデックスカップランキング50位以内の上位ランカーも7人がフィールド入り。

ルーキーのルドビグ・アバーグ(スウェーデン)は「サンダーソンファームズ選手権」でプレーオフ惜敗の2位、「シュライナーズチルドレンズオープン」13位と着実にポイントを稼いでシード確保に近づいている。

前戦「ZOZOチャンピオンシップ」でトップ10に入って出場資格を得た石川遼と平田憲聖もメキシコへ渡った。メジャーを除けば、石川にとって海外でのPGAツアー出場は2021年3月「ザ・ホンダクラシック」以来。「日本オープン」2位、「ZOZO」4位の好調をぶつけたい。平田は7月「全英オープン」に続く海外ツアー挑戦となる。

「ZOZO」を今季ベストの12位で終えた小平智は開幕2日前(10月31日)の時点でフィールドから漏れており、ウエーティング2番目の位置にいる。

<主な出場予定選手>
ルドビグ・アバーグ、アクシェイ・バティア、マイケル・ブロック、キャメロン・チャンプ、スチュワート・シンク、ルーカス・グローバー、平田憲聖、石川遼、マット・クーチャー、イ・キョンフン、ジャスティン・サー、サヒス・ティーガラ、キャメロン・ヤング

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