先発補強が課題のドジャース ターゲットはコービン・バーンズか

先発投手の補強が今オフの最重要課題となるドジャース。獲得に乗り出すことが確実視される大谷翔平(エンゼルス)は来季投げることができないため、先発投手補強に関しては他のターゲットを探さなければならない。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のジャック・ハリス記者によると、2021年のサイ・ヤング賞受賞者であるコービン・バーンズ(ブリュワーズ)がトレード市場に出てきた場合、ドジャースは獲得に動く可能性が高いようだ。

今オフのFA市場には、ポスティング制度を利用してメジャーに挑戦することが確実視される山本由伸(オリックス)を筆頭に、ブレイク・スネル(パドレス)、アーロン・ノラ(フィリーズ)、ジョーダン・モンゴメリー(レンジャーズ)、ソニー・グレイ(ツインズ)といった有力な先発投手たちが出てくる。しかし、大谷の獲得に超大型の長期契約が必要になることが確実である以上、ドジャースがFA市場の投手に大型契約を与える可能性は低いとみられる。その代わりに浮上するのがトレードでの大物投手獲得だ。

バーンズは2021年に最優秀防御率のタイトルを獲得し、サイ・ヤング賞も受賞。2022年は最多奪三振のタイトルを手にし、今季は32試合に先発して10勝8敗、防御率3.39、200奪三振をマークした。2ケタ勝利、200奪三振、オールスター・ゲーム選出はいずれも3年連続である。2024年シーズン終了後にFAとなるため、ブリュワーズが今オフ中にトレードする可能性が取り沙汰されている。

問題はブリュワーズが来季もプレーオフを目指すのか、という点だ。ブリュワーズはバーンズとともに先発の2枚看板を形成するブランドン・ウッドラフが右肩の手術で来季の大部分を欠場する見込みとなっており、来季もコンテンドするつもりならばバーンズを放出しない可能性が高い。ドジャースはバーンズを獲得できるだけの交換要員を揃えており、バーンズ獲得が実現するかどうかは、ブリュワーズの来季のスタンス次第ということになりそうだ。

The post 先発補強が課題のドジャース ターゲットはコービン・バーンズか first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.