SL、DLの重連運転 3日から 真岡鉄道、3年ぶり実施へ 茨城・筑西

SLとDLの重連運転(真岡鉄道提供)

茨城県筑西市と栃木県茂木町を結ぶ真岡鉄道真岡線で3日から、蒸気機関車(SL)とディーゼル機関車(DL)の重連運転が行われる。観光列車「SLもおか」をけん引するC12形66号機の製造から90年を記念した催しで、重連運転は約3年ぶり。運行は3日と週末の土日計9日間。午前10時35分下館発茂木行き(下り)で実施する。

66号機は1933年11月に製造され、国鉄時代の指宿線(鹿児島県)や石巻線(宮城県)などで活躍し、72年の現役引退時の総走行距離は172万キロに上った。福島県川俣町に保存されていたが、91年に芳賀地区広域行政事務組合(栃木県真岡市)が譲り受け、94年から「SLもおか」をけん引している。

重連運転に先立ち、66号機正面の煙室扉のハンドルが金色から黒色に変更となり、現役当時の姿が一部再現された。同鉄道は「普段は乗車できないSLとDLの重連運転。ぜひご乗車を」と呼びかけている。問い合わせは同鉄道(電)0285(84)2911。

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