平野早矢香の使用用具・大会成績・プロフィール

今回は、ロンドン五輪女子団体銀メダリストで元日本代表の平野早矢香を紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本情報から、国際大会の成績などに触れていきます。

平野早矢香とは?

平野早矢香は、通算5度の全日本女王に輝き、日本女子卓球界初のオリンピックメダリストの一人であり、女子卓球界のレジェンド的存在です。

平野早矢香のプロフィール

平野早矢香(ひらのさやか)は1985年3月24日生まれの38歳(2023年10月現在)で、栃木県鹿沼市出身です。卓球選手だった両親の影響により5歳で卓球を始めました。

華卓会、城山クラブ、仙台育英学園秀光中学校、仙台育英学園高等学校と進み、高校1年時には全日本ジュニアで優勝を飾り、3年時のインターハイでは女子シングルス準優勝、女子ダブルス優勝を果たします。

高校卒業後にはミキハウスに入社。18歳で全日本卓球選手権女子シングルス初優勝を果たすと、2009年大会の優勝まで、通算5度の優勝に輝いています。

世界選手権では、2001年大阪大会から14大会連続出場を果たしており、世界の第一線で活躍し、日本の卓球界を牽引していました。また、2012年ロンドンオリンピックでは福原愛選手、石川佳純選手とともに日本卓球界初のメダルとなる、女子団体銀メダルを獲得しました。現役時代は鬼気迫る表情でプレーし、その勝負強さも相まったことで“卓球の鬼”と称されていました。

2016年、リオ五輪代表に入れなかったことを契機に、2016年4月の日本リーグ・ビッグトーナメントにて現役を引退しました。現在は、ミキハウススポーツクラブアドバイザーとして後進の指導に当たる傍ら、スポーツキャスターや講演、解説者として幅広く活動しています。2022年からはm日本卓球協会の理事も務めています。

平野早矢香のプレースタイル

平野早矢香は右シェーク裏裏の攻撃型で、長短の分かりにくい巻き込みサーブと力強いフォアハンドが魅力です。

メインとして巻き込みサーブを使うことが多く、巻き込みのロングサーブには相手選手は詰まることが非常に多いです。そこから豪快なフォアハンドでしっかりと得点を重ねます。また、非常にバックのブロックが硬く、ラリーで粘り強いプレーをすることが多く見られます。

レシーブにはチキータも取り入れており、積極的な姿勢が見て取れます。かなり競った場面であっても、チキータをしにいったり、ロングサーブを出したりと、非常にメンタルの強さが伺えます。

平野早矢香の使用用具

現役引退時の平野早矢香の使用用具は、ラケットがSTIGAの『クリッパーCR WRB』、フォア面がXIOMの『ヴェガ プロ』、バック面はXIOMの『ヴェガ プロ』です。

平野早矢香の世界ランキング

平野早矢香は2023年10月時点で世界ランキングを持っていません。最高ランキングは10位(2011年8月)で、引退時の世界ランキングは41位(2016年3月)です。

平野早矢香の国内大会の主な成績

平野早矢香の国際大会の主な成績

まとめ

現役を引退した今でも幅広く活躍する平野早矢香。今後も卓球界の発展に貢献されていくことでしょう。

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文:ラリーズ編集部

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