【ボートレースの基礎知識】何人で走る?舟券は何種類?いくらで買える?「オッズ」とは?『究極のボートレースガイドブック』

ボートレースの基礎知識

まず初めに〝ボートレース〟とはいったいどんなものなのか、初心者のあなたにもわかりやすく説明します。知れば知るほど、水上の格闘技・ボートレースの底知れない魅力へ引き込まれていくことでしょう。これであなたもレッツ!ボートレース!

ボートレースは何人で走る?舟券は何種類?いくらで買える?

まずは、ボートレース自体を簡単に説明します。ボートレースとは6艇のボートが走る競走。1周600メートルのコースを3周回ってその最終的な順位を当てる!それがボートレース!

競馬とか競輪みたいに多くない。まずはそこに驚いてください!たったの6人しか走らないのです!!

その6艇を、1着2着を順番どおりに当てる:2連単、1着2着3着を順番どおりに当てる:3連単、他にも予想の方法はありますが、基本的にはこの形で予想します!

配当は低くなりますが、1着だけを当てる単勝という形もあります!その場合は単純に6分の1、こりゃ当たりそうだ!

6艇で走るので、3連単全通りでも120点しかないのです。ボートレースの遊び方の基本は、その120通りの中に1つある当たりを探す推理ゲームです!!舟券は1点100円から購入できます! その最低100円をいくらに増やせるか!自分のお財布の範囲内で楽しめるのがボートレース!

3連単の組み合わせは全部で120通り!

1~6号艇全てに1着の可能性があり、2着には1着に入った艇以外の5艇に可能性が、3着には1・2着に入った艇以外の艇に可能性があるため、6通り×5通り×4通りとなる。

ボートレースの用語

『オッズ』

自分の買った組み合わせが当たると、何倍になるかを示す数字です。舟券発売の締め切りまでこのオッズは変動します。買う人が多いほどその組み合わせは人気になりオッズが下がっていきます。その逆にあまり売れてない組み合わせはオッズの表示が高くなります。その高いオッズの払い戻しを高配当といいます。

ボートレースの場合、100 円が1万円になる100 倍以上のオッズを万舟券(まんしゅうけん)といいます。競馬だと万馬券といいますね。自分の購入金額とオッズを照らし合わせれば、当たったらいくらの配当があるのかチェックできます。

ただ、私はあまりオッズを見ないようにしています。なぜかというと、自分の予想した買い目があまりにも高配当のときにビビって購入金額を下げてしまうので、オッズを見ずに最初に思ったままの金額で購入するようにしています。思いもよらない高配当が来たときは、夢でも見ているような気分になれます。あまりなれることはありませんが……(笑)。

【出典】『究極のボートレースガイドブック』著:西野精治

【書誌情報】
『究極のボートレースガイドブック』
著:西野精治

近年、コロナ禍の影響もあり公営ギャンブル市場は毎年のように売り上げを伸ばしています。スマートフォンの普及で手軽に参加できることもあり、今やバブル期の売り上げを上回る状況となっています。この公営競技の中でも最もファンや売り上げを伸ばしているのがボートレース(競艇)。公営ギャンブルと言えば中央競馬(JRA)を思い浮かべる人が多いはずです。たしかに昔から競馬ファンは多く、馬券の売り上げが全公営競技の中でダントツに大きかったのですが昨今は状況が変わりつつあります。ボートレースの人気は急上昇、舟券の売り上げは2兆4142億円(2022年度)と約3兆円の中央競馬に肩を並べるまでになっていて、新規のボートレースファンが増加していることを示しています。とはいえ、初心者にはどうやってボートレースを予想していいのかが分からないのも事実。最初は誕生日とか好きな番号、好きな色、カッコいい選手などの理由で舟券を買うのもありですが、ずっとそのレベルではボートレースを本当に楽しめているとは言えないでしょう。本書はその域を脱して「選手の実力」「有利なコース」「レース展開」「モーターやボートの性能の見極め」などを知ることによって、「自分でレースの予想、推理」ができるようになることを伝授する1冊です。著者の永島知洋氏は「ボートレース楽しむプロ」としてほぼ毎日のようにテレビ番組やYouTubeのレース配信番組でボートレースの面白さ、楽しみ方を身をもって示している人です。小難しいことは抜きに「興味はあるけど専門知識ゼロの人が、とりあえず舟券を予想できてレースを楽しめるようになる」をコンセプトに書き下ろした1冊です。

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