台東区全国初の制度 ヴィーガン認証取得店舗へ助成金交付

浅草や合羽橋など、多くの外国人観光客が訪れる台東区。その台東区が全国初の取り組みとして始めたのが、ヴィーガン認証を取得する際にかかる費用の助成です。10月、助成金が初めて活用されました。

記者:「こちらは、ヴィーガン認証の助成金制度を初めて利用した店舗です」

動物由来の成分を一切口にしない完全菜食主義者=ヴィーガン。台東区が2021年、全国の自治体に先駆け始めた助成金制度は、ヴィーガンの認証を申請する際にかかる経費の半額、最大10万円が助成されます。ただ、この制度を区が始めてから2年、新型コロナの影響で活用する店舗が現れませんでしたが、今年初めて助成金の申請があり、10月に交付されました。

店舗の店長:「(Q:この制度についてどう思いますか?)とても助かっています。(ヴィーガンの客が)とても多いと思いますよ。ヴィーガンだからうちに来たというのもいます」

定番メニューのお野菜餃子ときのこ餃子は植物由来の食材のみを使用していて、この餃子でヴィーガン認証を申請するため、区の助成金制度を利用したということです。

店を訪れた外国人は…

アメリカから来た人:「(Q:餃子の味はどうでしたか?)とても美味しかったです。(ニューヨークには)ベジタリアン、ヴィーガンの店があちこちにあります」「(多くの外国人は)認定されたと知っていたら、絶対このような店に来ると思います。なぜならヴィーガンは、お肉が自分が食べる食材に触れるのをとても気をつけているからです」

助成制度を進める台東区は、今後もヴィーガン認証店舗を増やしていきたい方針です。

台東区の担当者:「ホームページなどでもお知らせをして、どんどん拡大ができていればいいなと思っています。観光が盛り上がって観光消費が増えることが区役所として目指しているところ」

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