渋谷 ハロウィーン当日 街を上げて“盛り上げない”センター街で6割超の店閉める

渋谷の街では多くの店が夜の営業をとりやめるなど、街をあげて「盛り上げない」動きが見られました。

いよいよハロウィーン当日の渋谷駅前。その混雑ぶりは…

記者:「午後5時を過ぎても渋谷スクランブル交差点に人が詰め掛ける様子は見られません」

例年になく落ち着いた様子の渋谷スクランブル交差点。2019年のハロウィーンの様子と比べてみても、集まる人の数は大幅に減ったように見えます。それもそのはず、日中、街で話をきくと…

「(Q:10月31日の予定は?)無いです。電車混んでるかなと思って」「だるいので帰ります」

一方、センター街にあるこちらの飲食店では、午後10時までの営業を午後5時で終了しました。

店員:「ハロウィーンでセンター街ということもあって、お酒を飲んで暴れる人とかどういった混乱が起きるか全く想定できないので、夜は閉めようというところ」

さらに…「こちらの店舗ではすべての窓を使って臨時休業とお知らせしています」

ハンバーガーチェーンのバーガーキング渋谷センター街店でも客やスタッフの安全を確保するため臨時休業し、11月1日からの通常営業に向けて店内の清掃を行ったということです。

渋谷センター商店街振興組合によりますと、800ある加盟店のうち6割以上が時短営業や臨時休業の対応を行っていて、街を上げてハロウィーンを「盛り上げない」取り組みが行われています。

続いては、10月31日午後8時過ぎの渋谷駅前の状況を中継で伝えてもらいます。

こちら渋谷駅前では、スクランブル交差点から渋谷センター街にかけて、多くの若者らが集まっています。スクランブル交差点内に立つ警察官が交通整理をしていて、今のところ大きな混乱は見られません。

私は去年も渋谷のハロウィーン当日を取材したんですが、去年と大きく違う点として仮装をしている人の姿がほとんど見当たりません。また、一部仮装をしている人もいますが、その多くが去年と違い外国人です。こうしたハロウィーンの状況を受け、渋谷区の長谷部区長は11月1日、今年のハロウィーンを総括する会見を行う予定となっています。

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