11月としては異例の高温続く 3日(金・祝)は富山で29℃予想

 関東から西の各地は、きょう(水)午後も晴れて穏やかな陽気が続く見込み。北陸や北日本もこの時季としては気温が高いが、午後は北から雨の範囲が南下するため、急な激しい雨や落雷、竜巻などの激しい突風に注意が必要となる。なお、全国的にあす2日(木)以降も気温の高い状態が続き、特に3日(金・祝)は夏日地点が続出し、暑いくらいの所が多くなりそうだ。

11月とは思えず

 前線が通過する影響で、北日本はあす(木)明け方にかけて、北陸は今夜からあす(木)昼前にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込み。北海道はすでに雨の降り出している所があるが、東北は今夜から、北陸でも今夜遅くから天気の急変や落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意が必要となる。一方、関東から西の各地は、あす(木)も晴れて気温が高くなりそうだ。

<2日(木)の予想最高気温(沖縄を除く)>
 28℃ 鹿児島、枕崎(鹿児島)
 27℃ 鳥取、山口、新居浜(愛媛)、福岡、宮崎など
 26℃ 前橋、熊谷(埼玉)、広島、松山など
 25℃ 東京、横浜、静岡、名古屋、松江、高知など

 3日(金・祝)は北海道や東北北部で再び雨や雷雨となるが、その他の各地は広く晴れる見込み。山越えの南風が吹く北陸を中心に一段と気温が高くなり、この時季としては記録的な高温が続く地域が多くなりそうだ。服装や体調管理に注意が必要となる。

<3日(金・祝)の予想最高気温(沖縄を除く)>
 29℃ 富山
 28℃ 鳥取
 27℃ 宮古(岩手)、福島、前橋、金沢、京都、福岡、熊本など
 26℃ 仙台、東京、長野、大阪、松江、鹿児島など
 25℃ 新潟、宇都宮、横浜、名古屋、広島など

週明けは荒れる

 4日(土)は日本海側で雲が広がりやすくなるが、東北南部・東・西日本はまだ気温の高い状態が続く見込み。なお、5日(日)~6日(月)は発達する低気圧や前線の影響で、全国的に風や雨が強まる見込み。特に、6日(月)は荒れた天気が予想されるため、時間に余裕を持った行動を心がけたい。

(気象予報士・高橋和也)

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