年賀はがき 県内郵便局でも発売 市民ら早速買い求め

販売が始まった年賀はがきを買い求める人たち=岡山中央郵便局

 2024年用のお年玉付き年賀はがきの販売が1日、全国一斉に始まった。岡山県内の郵便局でも早速買い求める市民らの姿が見られた。

 県内では来年のえと・たつにちなんだタツノオトシゴや、備中松山城(高梁市)などが描かれた7種類を用意。岡山中央郵便局(岡山市北区中山下)では午前9時の販売開始と同時に数人の列ができた。

 50枚買った女性(71)=同市中区=は「年賀状は人の温かみを感じる。相手の家族写真で子どもや孫の成長を見るのも楽しみだ」と話した。近くの蓮昌寺保育園の年長児22人による歌や演奏のセレモニーもあった。

 配達の受け付けは12月15日から。日本郵便は、元日に確実に届けるには同25日までに投函(とうかん)するよう呼びかけている。

 全国の当初発行枚数は約14億4千万枚と前年より約12%少ない。13年連続の減少で、SNS(交流サイト)の普及が影響しているという。

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