【MLB】『ジ・アスレチック』のFAランキングに日本人4人 10年4億7700万ドル予想の大谷と山本がワンツー

写真:ロジャース・センターで本塁打を放つ大谷翔平©Getty Images

米メディア『ジ・アスレチック』のジム・ボウデン記者が今年のオフシーズンのFAランキングを発表した。40人が格付けされたランキングの中に、大谷翔平、山本由伸、今永昇太、前田健太ら、4人の日本人選手が名を連ねた。

1位に入ったのはもちろん大谷翔平。大谷はトミージョン手術を受け、少なくとも2024年は投手としては稼働できない。そのため、ボウデン氏は大谷が投手として完全に健康な状態に戻らなかったときのため、出来高やエスカレーター式の年俸、さらには契約を途中で破棄してFAになれるオプトアウト権など、様々な条件が盛り込まれた複雑な契約になると予想している。

それでもボウデン氏は「まもなくスポーツ史上最高年俸の選手になる」と、10年4億7700万ドル+出来高の契約を予想。候補球団として、ドジャース、レンジャーズ、マリナーズ、メッツ、レッドソックス、パドレス、ジャイアンツ、カブス、フィリーズ、ブルージェイズの10球団を挙げた。

2位に入ったのは、ポスティングからの渡米が確実視されるオリックスの山本由伸。山本については「先発1・2番手」「2桁勝利&3点未満の防御率」の働きを期待できると絶賛されている。

契約額は7年2億1100万ドルと予想し、候補にはメッツ、ヤンキース、ドジャース、フィリーズ、レンジャーズ、カーディナルス、ジャイアンツ、レッドソックス、カブスを挙げた。エース級の潜在能力を持ち、25歳と市場に出てくる投手としては破格の若さを誇る山本をマネーゲームで獲得できるなら、多くの球団が名乗りを上げることだろう。

山本が今季ナ・リーグサイヤング賞最有力のブレーク・スネル、フィリーズのエースであるアーロン・ノラ、レンジャーズのリーグ制覇に貢献したジョーダン・モンゴメリーらよりランクが高いのも、その期待の表れだろう。

そして、山本と同じくポスティング経由でのメジャー挑戦を予想されるベイスターズの今永昇太も、22位にランクインした。ボウデン氏は今永を「ここ数年の日本でトップクラスの先発投手の1人」と評価。契約額こそ予想していないが、移籍先候補にはレンジャーズ、パドレス、マリナーズ、ドジャース、エンゼルスが挙がった。

日本球界への復帰も噂される前田健太は34位にランクイン。1年1000万ドル+出来高との予想で、古巣ツインズ、ジャイアンツ、エンゼルス、カーディナルスの名前が候補として持ち上がった。

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