ビクトル・エリセ、31年ぶりの新作 アナ・トレントも出演 「瞳をとじて」公開決定

「ミツバチのささやき」のビクトル・エリセ監督による31年ぶりの新作「瞳をとじて」が、2024年2月9日より劇場公開されることが決まった。

「瞳をとじて」は、元映画監督と謎の失踪を遂げたかつての人気俳優という2人の記憶をめぐる、人生と映画の物語。映画「別れのまなざし」の撮影中に主演俳優フリオ・アレナスが失踪した。それから22年、当時の映画監督でありフリオの親友でもあったミゲルは、かつての人気俳優失踪事件の謎を追うテレビ番組から、証言者として出演依頼を受ける。取材協力するミゲルだったが、次第にフリオと過ごした青春時代や自らの半生を追想していく。そして番組終了後、「フリオによく似た男が海辺の施設にいる」との情報が寄せられる。

エリセ監督のデビュー作「ミツバチのささやき」で主演(撮影当時5歳)したアナ・トレントが、50年ぶりに同じ“アナ”という名前の、失踪した元人気俳優の娘役を演じている。2023年に開催された第76回カンヌ国際映画祭のカンヌプレミア部門にて発表され、多くの称賛を集めた。

ポスターには、映画館のスクリーンに投影された目を閉じた少女の顔に手を伸ばす、元・映画監督ミゲルのシルエットが描かれたビジュアルとなっている。

【作品情報】
瞳をとじて
2024年2月9日(金)TOHOシネマズ シャンテ 他 全国順次ロードショー
配給:ギャガ
© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.

© 合同会社シングルライン