強制不妊「尊厳回復する判決を」 支援団体、最高裁に署名提出

最高裁判所

 旧優生保護法下で不妊手術を強いられたとして被害者が起こした国家賠償請求訴訟を巡り、支援団体「優生保護法問題の全面解決をめざす全国連絡会」(優生連)は1日、「被害者の尊厳を回復する判決を求める」との署名を最高裁に提出した。

 10月25日の仙台高裁判決を含め、高裁段階では7件中5件で原告側が勝訴している。提出は非公開。同席した全国被害弁護団の新里宏二共同代表は取材に「被害者が生きているうちの名誉回復に向け、最高裁の役割を果たしてほしいと伝えた」と述べた。

 署名活動は9月に始め、来年3月末までに100万筆が目標だ。この日は10月末までの途中集計約3万筆を提出した。

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