【宇都宮】県内在住のグラフィックデザイナーらでつくる日本グラフィックデザイン協会栃木地区の企画展「ちいさなグラフィック展」が5日まで、JR宇都宮駅東口の商業施設ウツノミヤテラスで開かれている。「結-ゆい-」をテーマにした温かみのあるポスター作品17点が並んでいる。
1988年の栃木地区発足時から開いてきた企画展を2007年にA3判の小型ポスター展に変え、10回目。新型コロナウイルス感染症などの影響で7年ぶりの開催となった。
今回は栃木地区所属のベテランから若手までのグラフィックデザイナーら9人が参加し、1人1、2点の作品を制作。地球を赤い糸で結んだ作品、家族の相関図を抽象的な図形で表した作品など、それぞれの「結」のイメージがポスターに投影されている。次世代型路面電車(LRT)の軌道を背景写真に使い、新時代の“つながり”を伝える作品もある。
栃木地区代表の玉川耕平(たまがわこうへい)さん(40)は「前回からの7年間に暗いニュースが多かったので、温かみのあるテーマにした。作品を通して明るい気持ちになってもらえたら」と来場を呼びかけている。入場無料。午前10時~午後7時。