自動で動くロボットに園児興味津々 京都府精華町で地元企業ワークショップ

自動で動くロボットの様子を興味津々の様子で眺める子どもたち(精華町精華台・せいかだい保育所)

 京都府精華町精華台のせいかだい保育所で、地元の企業によるワークショップが開かれ、園児たちがモーターやロボットが動く仕組みについて学んだ。

 園児たちが科学を学ぶ機会にと、無線通信やプログラミングができるモーター製品や、自律移動ロボットの開発や製造販売を手掛ける「Keigan」(同)に依頼した。同社の製品は工場での荷物の移動や、レストランでの配膳ロボットなどに利用されている。

 同社の徳田貴司代表取締役が講師を務めた。徳田さんは磁石と、電気を通した銅線で回るモーターの仕組みを解説。自動車や洗濯機など身近な製品に多くのモーターが使われていることを紹介した。自律移動ロボットを園児の周囲で走らせ、決められたルートを通ったり、障害物をよけたりといった先端的な機能を披露した。

 参加した河合航成さん(6)は、人をよけるロボットに驚き「ロボットにも目があるみたいですごい」と感動した様子だった。

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