クリスティアーノ・ロナウド、「メッシ」コールを送った相手サポーターに不快感

写真:サウジアラビアにプレーの場を移してもロナウドらしさは健在だ

サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・ナスルに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、試合中に相手サポーターから浴びせられた「メッシ」コールに不快感を示した。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。

メッシは10月31日、自身8回目となるバロンドールを受賞し、パリで行われた授賞式に出席した。クリスティアーノ・ロナウドは過去に5回、同賞を受賞しているが、今回は2003年以来、初めて最終候補者の30名にノミネートされなかった。

同日、クリスティアーノ・ロナウドは国内カップ戦のラウンド16アル・イテファク戦に出場。アル・ナスルはサディオ・マネのゴールでこの試合に勝利したが、クリスティアーノ・ロナウドに対してはアル・イテファクサポーターから「メッシ」コール浴びせられた。

これに対するクリスティアーノ・ロナウドの反応が、現地の中継映像に捉えられた。スローインでボールがアウトオブプレーになっている間に「メッシ」コールが沸き起こると、クリスティアーノ・ロナウドはタッチライン上で苦笑した後、口元に指を当て、さらには手のひらを下に向けて黙るよう合図を送る仕草を繰り返した。これに対しアル・ナスルのサポーターからは拍手が送られ、「メッシ」コールをかき消すような「ロナウド」コールが沸き起こった。

ロナウドはこの試合、主審の不安定なジャッジにフラストレーションを募らせ、主審の交代を要求するようなジェスチャーも見せていた。また、マネがゴールを決めた際にはマネとともにアル・イテファクのサポーター席に向かい、耳に手を当てて挑発するような仕草も見せた。

クリスティアーノ・ロナウド自身、メッシとはお互いを認め合っている存在であることを公言しているが、今回はバロンドール授賞式当日の試合という状況が悪かったようだ。

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