できたての新酒を観光客が味わう 飛騨の造り酒屋で初しぼりを知らせる「杉玉の掛け替え」

岐阜県飛騨市の造り酒屋で、新酒の「初しぼり」を知らせる「杉玉の掛け替え」です。

杉玉は造り酒屋の軒先に掛けられる、杉の葉を丸く束ねた飾りで、新酒ができると新しいものに替えられます。

飛騨市内の「渡辺酒造店」では11月1日、蔵人(くらびと)たちによって古い杉玉が直径80センチ重さ70キロもある青々とした杉玉に掛け替えられ、10月上旬に仕込まれた、できたての新酒が早速、観光客らに振る舞われました。

(新酒を飲んだ人)
「おいしい。爽やかな香りで」
「飲みやすいです」

ことしは厳しい夏の暑さによる米への影響が心配されましたが、上々の出来だということで、これから飛騨の酒蔵は新酒のシーズンを迎えます。

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