農作物被害を及ぼすイノシシを減らす 宮城県で狩猟が解禁に

宮城県で2022年の農作物被害が約8000円に上るイノシシの頭数を減らそうと、1日から狩猟と駆除作業が始まりました。

午前8時過ぎに、仙南地域の猟友会のメンバーが猟犬を連れて集まりました。宮城県では、11月1日にイノシシの捕獲が解禁されました。

猟友会は、農作物などの被害を防ぐため県から許可を受けて実施する有害鳥獣駆除を行っています。

猟犬で獲物を追い立てて銃で仕留める、巻狩りと呼ばれる手法で捕獲に当たりました。 宮城県のイノシシによる農作物被害は、前年1年間で7919万円に上っていて後を絶たない状況です。

宮城県は2023年度、有害鳥獣駆除により4000頭のイノシシの捕獲を目指しています。

あぶくま次郎太郎会相澤晴朗「耕作放棄地の田んぼなどを見ると掘り返した跡が多数あり、特に丸森・県南地域は被害は継続してある」

午前中の捕獲作業で、30キロほどのイノシシ1頭が捕獲されました。イノシシの狩猟期間は2024年3月31日までで、有害鳥獣駆除は2024年2月29日までとなっています。

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