老後の経済不安63%、若者調査 「年金維持困難」、破綻想定も

高齢者になったときの経済状況

 日本財団(東京)は1日、全国の17~19歳の若者千人に行った意識調査で、計63.4%が自身の老後の経済状況に不安があると答えたと発表した。年金制度について、計74.5%が「維持が困難」や「破綻」を想定していると回答。制度改革を求める人が多かった。

 調査は、10月にインターネットで実施。担当者は「少子高齢化などを背景に、若者が社会保障制度の今後に大きな不安を抱いている姿が浮き彫りになった」と話した。

 自身が65歳以上の高齢者になったときの経済状況を聞いたところ、「少し不安がある」(32.3%)と「とても不安がある」(31.1%)を合わせると63.4%に上った。

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