NTT、生成AIサービス提供へ 法人向け、日本語対応に強み

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 NTTは1日、自社で開発した文章などを生成する人工知能(AI)サービスを、来年3月から金融機関など法人向けに提供開始すると発表した。1980年から社内で研究を重ねていた言語処理技術を応用しており、先行する米オープンAIが開発した「チャットGPT」に比べ日本語対応に強みを持つ。2027年に1千億円以上の売上高を目指すとしている。

 NTTの生成AIの名称は「tsuzumi(鼓)」で、グループのNTTコミュニケーションズなどを通じて販売する。日本語の複雑な言い回しや専門用語を的確に要約できるほか、図表やグラフなどを読み込ませて回答を得ることも可能だ。

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