「おかやま匠の手しごと展」開幕 多彩な工芸品22品目販売

備前焼のコップや作州絣のがま口が並んだ「おかやま匠の手しごと展」の会場

 岡山市内で2~5日に開かれる「第40回伝統的工芸品月間国民会議全国大会」(経済産業省、岡山県など主催)に合わせ、県内の多彩な工芸品を集めた「おかやま匠(たくみ)の手しごと展」が1日、晴れの国おかやま館(同市北区表町)で始まった。13日まで。

 全国大会の関連イベントとして県観光連盟が企画。備前焼のコップや花入れをはじめ、紺と白を基調としたシンプルな色合いの作州絣(かすり)のがま口、鮮やかに色付けされた竜や虎の張り子といった22品目を並べ、販売もしている。制作工程の解説パネルもあり、来場者は興味津々の様子で見入っていた。

 岡山市に住む母親と訪れた女性(67)=東京都日野市=は「どの作品も素材や色合いが良く、作り手の温かな気持ちが伝わる」と話した。

 3日にペンダント作り、4、5日に張り子の絵付け体験会を行う。午前10時~午後7時(最終日は同5時まで)。火曜休館。

 全国大会は2日に記念式を岡山芸術創造劇場ハレノワ(岡山市北区表町)で、3~5日にメインイベントをコンベックス岡山(同大内田)で開く。

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