アニメ『葬送のフリーレン』の美しい世界観を作り出す、コンセプトアートと美術ボードが公開

「週刊少年サンデー」(小学館)で連載中の、山田鐘人(作)とアベツカサ(画)による漫画『葬送のフリーレン』。TVアニメとして現在毎週金曜よる11時に日本テレビ系全国30局ネット「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」で放送中だ。第7話からは強力な魔力をもつ魔族との戦いが描かれる「断頭台のアウラ編」がスタートとなっている。

そんな『葬送のフリーレン』で注目されているのが、緻密な世界設定や美しい背景美術。その源泉となる、貴重なコンセプトアートと美術ボードがこの度公開された。

アニメ制作にあたって斎藤圭一郎監督とスタジオ・マッドハウスがチームを組んだのは、コンセプトアート担当の吉岡誠子氏と、美術監督の高木佐和子氏とスタジオワイエス。

『葬送のフリーレン』は主人公・フリーレンがさまざまな場所を訪れる旅路が描かれる物語であり、斎藤監督が「アニメ本編の視聴者にもいろいろな場所に行ったような気持ちになれるように」と考え、さまざまなシチュエーションやロケーションの考案を吉岡氏に依頼。

それを受けた吉岡氏が、実際に絵を描くだけでなく実際にある国や地方の街並みや風景の資料を集めるなどして、地域ごとの人々の生活や風習、季節の移り変わりなど、テレビアニメではあまり例を見ないほどの資料を作成。それを基に、高木氏とスタジオワイエスが美術設定・美術ボードを制作したという。

現在第8話まで放送されている『葬送のフリーレン』。今後もフリーレンたちが旅をする中で、さまざまな風景や緻密な描写が登場する予定だ。

画像提供:©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

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