全勝同士対決 広島皆実 vs. 鳥取城北 U18日清食品中国ブロックリーグ

高校バスケットボールでは、中国地方の強豪校によるリーグ戦が開催されています。男子では広島皆実高校が参戦し、トップレベルの戦いを繰り広げました。

おととしから始まった高校バスケの新たな大会、その名も「U18日清食品リーグ」。18歳以下選手の育成のため、試合経験の増加などを目的とした総当たりのリーグ戦で、男女とも日本屈指の強豪校8校から成るトップリーグと、7つの地方ブロックリーグに分かれています。

中国地方ブロックは去年から開催されており、男子では広島から広島皆実高校が出場。ここまで2勝0敗、そして10月28日(土)には3勝0敗で同じく無敗の鳥取城北と激突しました。

白のユニホーム・広島皆実は、留学生を擁して、高さのある鳥取城北に、伝統の堅守速攻バスケで対抗します。

第1クオーターは、2点ビハインドで終えますが、第2クオーターに入ると、チームディフェンスで相手の得点を止めながらエースの 中村英司 、そしてこの試合、チームトップ26得点を挙げた 広瀬琉星 を中心にスコアを伸ばしていきます。

あっという間に逆転し、試合を優位に進めると、第3クオーターに入っても皆実は鳥取城北を寄せ付けません。

キャプテンの 小田悠人 は、「これが自分の仕事」だと語る体を張ったインサイドのディフェンスを見せると、3ポイントシュートも沈めます。

第4クオーターでは皆実が最大20点リード。最後は鳥取城北の猛攻を受け、点差を縮められますが、逃げ切った広島皆実。みごと、75対67で全勝対決を制し、リーグ優勝へ王手をかけました。

そして、今週末には高校最後の全国大会ウインターカップへの出場権をかけて瀬戸内高校と県大会の決勝を戦います。

広島皆実 3年 広瀬琉星 選手(チームトップ26得点)
「相手はゴール下に留学生がいたんですけど、ペイントアタックできたのはよかった」

広島皆実 3年 小田悠人 主将
― 今週末、ウインターカップ出場をかけた県決勝
「自分たちが本戦に出るために圧倒的に勝ちきらないといけないと思うし、去年、ウインターカップで1勝もできなかったので、1勝して笑顔で終われるようにしたい」

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