給食産地偽装疑い会社捜索 外国産豚肉混入、神奈川

神奈川県警本部

 川崎市立小中学校の給食で使用する豚肉の加工会社「寿食品」(相模原市)が国産と偽って外国産を混入したとされる問題で、神奈川県警は1日、不正競争防止法違反の疑いで、同社を家宅捜索した。押収した資料を分析し、指示系統や被害範囲の解明を進める。

 捜査関係者によると、捜索したのは同社の本社と神奈川県厚木市にある加工工場。同社の豚肉は横浜市など他の自治体でも学校の給食として使用されたといい、神奈川県も10月、本社と工場を調査していたことが判明した。

 川崎市教育委員会は10月31日、市立小中学校の給食で使用する豚肉の産地が偽装されていたと発表した。

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