「3、4年後に先発として日本一に」 茨城・霞ケ浦高の木村投手 ロッテが3位指名あいさつ

ロッテからドラフト3位の指名あいさつを受けた霞ケ浦高の木村優人(左)と松田進担当スカウト=阿見町青宿

プロ野球ドラフト会議でロッテから3位指名を受けた霞ケ浦高(茨城県)の木村優人投手(18)が1日、同県阿見町青宿の同校で球団スカウトから指名あいさつを受けた。木村は「指名を受けた当時のほっとした気持ちから、早く活躍したい気持ちに変わった」と真剣な表情で語った。

あいさつには榎康弘アマスカウトディレクターと松田進担当スカウトが訪れ、吉井理人監督のサインが入ったドラフト会議IDとサインボールが手渡された。日本ハム時代の大谷翔平(エンゼルス)や佐々木朗希など、投手育成に定評がある指揮官の印象を問われた木村は「変化球の握り方など、聞きたいことが多く、早く自分のものにしたい」と目を輝かせた。

榎アマスカウトディレクターは「真っすぐが強く、変化球も器用。将来は先発ローテーションの一角を守れる投手」と評価。その上で、「体も細く、身長も伸びている。まずは体力を付けることから」と慎重に育成する方針を明らかにした。

ロッテには投手陣最年長の美馬学(37)=藤代高出身=や今季リリーバーとして活躍した鈴木昭汰(25)=常総学院高出身=ら茨城県ゆかりの選手が複数在籍する。「3、4年後に先発として日本一に貢献したい」と話す18歳の右腕は、「美馬投手には長年活躍できる理由、鈴木投手にはマウンド上での気持ちの持ち方を聞きたい」と意欲を示した。

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