東京国際映画祭「雪豹」に最高賞 ペマ・ツェテン監督作

東京国際映画祭で最高賞を受賞した「雪豹」で僧侶を演じたツェテン・タシさん(左)=1日午後、東京都千代田区

 第36回東京国際映画祭の授賞式が1日、東京都千代田区で開かれ、中国の映画「雪豹」(ペマ・ツェテン監督)がコンペティション部門の最高賞「東京グランプリ」を受賞した。映画祭は同日、閉幕した。

 「雪豹」は白いヒョウが生息するチベットの山村を舞台に、人間と動物の共生の可能性を問うストーリー。同映画祭によると、ツェテン監督は今年5月に死去している。

 他の主な受賞者と作品は次の通り。(敬称略)

 審査委員特別賞=「タタミ」(ザル・アミール、ガイ・ナッティブ共同監督)▽最優秀監督賞=岸善幸(「正欲」)▽最優秀女優賞=ザル・アミール(「タタミ」)▽最優秀男優賞=ヤスナ・ミルターマスブ(「ロクサナ」)

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