かわいい動物に直接タッチ 触れ合える!体験型施設 マークイズ静岡に“小さな動物園”オープン

静岡市の大型ショッピングセンターに、かわいい動物たちとふれあえる施設がオープンしました。静岡県内では初めてとなる店の中の小さな動物園。モノを売る場所で「体験」を売るという新たな試みには、どんな狙いがあるのでしょうか。

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<近江由佳アナウンサー>
「マークイズ静岡に来ています。カフェ、薬局の隣に動物と直接触れ合える施設がオープンしました」

静岡市葵区の大型ショッピングセンター「マークイズ静岡」で11月1日からオープンしたのは、屋内型ふれあい動物園「アニタッチ」です。

伊東市の伊豆シャボテン動物公園が運営していて、ナマケモノやコールダック、パルマワラビーなど、約30種類、200匹以上の動物が集まっています。東京や名古屋に続いて5店目で静岡県内では初出店です。

<アニタッチ マークイズ静岡 作田武志店長>
「動物たちに間近に触れあえるのが一番の売り。動物がどんな動物なのか、手触りでもいいし、硬さでもいいし、動物との距離感も学べるんじゃないかと思います」

会場では、餌を購入して動物たちにあげることで動物とふれあえます。

<来店客>
「癒されるんで良いですね」
「ふらっと遊びに来ながら動物に触れあえるのがすごく良いのかなて」

ワオキツネザルへの餌やりを体験してみると…。

<近江由佳アナウンサー>
「結構ちゃんと(手を)伸ばすんですね。ぐっと引き寄せられます」

様々な動物が集まる中、全国のアニタッチでここでしかお目にかかれないのが東南アジアなどに生息する珍獣・ビントロングです。別名「クマネコ」とも言われ、大きな瞳が特徴です。

<近江由佳アナウンサー>
「香ばしい香り。これは何ですか?」

<アニタッチ マークイズ静岡 中野星華さん>
「皆さん、いろんな例えをするがポップコーンの香り」

<近江由佳アナウンサー>
「確かに映画館の匂い」

もちろん、本家・伊豆シャボテン動物公園で人気の風呂に入るカピバラも間近で見ることができます。ふれあいを打ち出した小さな動物園。その体験こそが一番の売りです。

<マークイズ静岡 韓杙衡さん>
「子どもが好きそうなエンターテインメントでもあるが、デートでカップルが使える素敵なお店で、近くに大学や専門学校もあるので若い20代、10代の方々もいらっしゃって楽しんでいただけたら」

現状、30~40代のファミリー層の客が多いマークイズ静岡。体験型の消費を重視する、いわゆるZ世代にアピールしたい狙いです。

もちろん、ファミリー層も楽しめる小さな動物園。今後、商業施設にとっては新たなPR材料になることも期待されます。

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