好きになった人は“オタク”。イマドキ女性の付き合い方

人にはそれぞれハマっているものがあり、何を好きかは千差万別。

いいなと思った人と仲良くなったら、実は特定の趣味を持っている「オタク」だったなんてことも珍しくありません。

自分の好きなものに熱中するのが「オタク」ですが、そんな人とのお付き合いはうまくいくのでしょうか。

好きになった人が「オタク」だった女性たちのリアルについて、お伝えします。

「私自身は、漫画はそこまで好きではなくアニメも気になる作品しか見ないような感じで、あくまでも暇つぶしのエンタメという気持ちで楽しんでいます。

付き合って半年になる彼は、漫画もアニメも大好きで時間さえあれば熱心に見ていて、『それ、どんな話?』と聞いたら熱く語ってくれるので、それを聞くのは好きですね。

オタクだけど、違和感を抱くような偏った好みじゃなくて『ストーリーが好き』『このキャラのここが好き』みたいに作品そのものを大事にしていて、数少ない私が好きな漫画の作者の情報などを教えてくれるのは興味深いです。

お互いにインドア派でおうちデートが多いのですが、決めているのは私の部屋に泊まるときは漫画などを持ち込まないこと。

私は映画が好きで、部屋で過ごすときはふたりで見たい作品を決めて流しています。

反対に彼の部屋に行くときは『彼のテリトリー』なので漫画を読むのも自由だし、私も気になるものを借りて並んで読むことも多いです。

一度喧嘩になったのは、夕方になっても彼が読むのをやめず食事について尋ねたら『後でいい』と返してきたときで、『私はいてもいなくても一緒なら、もう来ない』と言い部屋を出ました。

彼はすぐ追いかけてきて謝ってくれたのですが、『ふたりのときは相手の存在を忘れないこと』みたいなおかしなルールが追加になったのは、今は笑い話ですね……。

彼は酔っ払うと『俺を理解してくれるのはあなたしかいない』とか言いますが、私だって隣に座ってスマホで映画を見るのを許してくれるのはこの人だけでは、と感じるときがあります。

お互いさまと思えば、一緒にいるときもストレスにならない範囲でそれぞれの好きなものを楽しめる今の関係は、素敵ですよね」(33歳/総務)

漫画も映画も、突き詰めれば「ひとりで楽しむ趣味」ですよね。

お付き合いする相手がそれを許してくれるのは本当にありがたいと感じますが、甘えてしまうとこんな喧嘩も起こります。

お互いさまだからこそ、そこにいるパートナーへの意識は忘れないことが居心地のいい関係には欠かせません。

それぞれの「好き」を邪魔しない過ごし方、これからも大切な時間になっていけばいいなと思います。

(mimot.(ミモット)/ 弘田 香)

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