ポチェッティーノ監督、批判を浴び続けるニコラス・ジャクソンを擁護

写真:今夏、ビジャレアルからチェルシーに加入したジャクソン

チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、各方面から批判を浴びているセネガル代表FWニコラス・ジャクソンを擁護した。イギリスのウェブメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。

ジャクソンは今夏、ビジャレアルから3200万ポンド(約58億8130万円)の移籍金でチェルシーに加入。得点源として期待していたフランス代表FWクリストフェル・エンクンクがケガで長期離脱したことを受けて代役に抜擢されたが、ここまで公式戦通算で11試合3ゴールと得点力を発揮できているとは言い難い。

10月28日に行われたプレミアリーグ第10節ブレントフォード戦でも低調なパフォーマンスに終始し、試合後には元イングランド代表FWのアラン・シアラー氏からは「動きが完全に欠如している。ゴールスコアラーたるもの、彼のようにボックスの端でうろうろしているだけではいけない。フィニッシュに結びつけるのが彼の仕事のはずだ」と批判を浴びた。

これに対し、ポチェッティーノ監督は「1試合を見ただけでの分析は危険だ」と語り、このように擁護した。

「そのような意見に至るには、もっと多くの試合を分析する必要がある。リヴァプール戦やドルトムント戦、ルートン・タウン戦を見れば、彼は別の印象を与えるだろう。ブレントフォード戦でのニコ(ジャクソンの愛称)はベストの状態ではなかったが、他の試合では存在感を示している。我々は公平に分析しなければならないし、彼に時間を与える必要がある。私は彼のことを信じている」

チェルシーでは同じく新戦力であるスペイン代表GKロベルト・サンチェスも批判を浴びがちだが、ポチェッティーノ監督はこの守護神についても擁護した。

「彼の姿勢や献身には本当に満足している。クラブにとって素晴らしい存在になってくれるのは間違いないだろう。彼についても同じ分析だ。我々は彼に適応の時間を与える必要がある。チェルシーのように勝利へのプレッシャーがあるチームでは、他のチームと同じようにプレーするのは難しいだろう」

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