10月の平均気温、歴代9位 寒気流入も、海面水温高く

気象庁

 気象庁は1日、10月の平均気温が、平年値(1991~2020年の平均)を0.43度上回り、1898年の統計開始以降で9番目に高かったと発表した。7~9月は3カ月連続で過去最高を更新していた。

 気象庁によると、10月は偏西風が南に蛇行し、北から寒気が入りやすかったため、西日本と東日本は平年並みだった。一方、寒気の影響が一時的だった北日本や、暖かい空気に覆われやすかった沖縄・奄美は高くなり、日本近海の海面水温が高いことも気温を押し上げたという。

 地方別の平均気温は、北海道で平年より1.2度高く、1946年の統計開始以降で最高を更新。東北は0.7度、沖縄・奄美は0.5度それぞれプラスだった。

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