26年ぶり、11月に夏日か 宇都宮で3、4日に25度予報

 宇都宮地方気象台は1日、週末の3、4の両日、宇都宮の最高気温が25度の夏日となる天気予報を出した。県内で11月に25度以上を記録するのは珍しく、夏日となれば佐野で25.1度を観測した1997年11月27日以来、26年ぶりとなる。気温が高くなる分、寒暖差が大きくなるため、体調管理に注意を呼びかけている。

 同気象台が毎日更新する週間予報によると、宇都宮は3日、最高気温25度、最低気温11度の予報で、降水確率は0%。4日は最高気温25度、最低気温12度で、降水確率20%となっている。この時季の最高気温の平年値は18度で、7度上回ることになる。

 同気象台は夏日予報の要因として、県内が高気圧に覆われて晴れるほか、南から暖かい空気が流れ込むことなどを挙げる。

 県内ではこれまでに、97年の佐野のほか、90年11月5日に宇都宮で25.1度を観測した。2004年12月5日には佐野で25.2度、小山で25.4度の記録が残っている。

 季節外れの最高気温予報で寒暖差が大きくなることが予想され、同気象台の担当者は「体調管理に気をつけてほしい」と話す。上着の活用をポイントに挙げる。

 5日以降の宇都宮は気温が下がる見通し。8日は最高気温が19度の予報となっており、徐々に平年並みに近づくとみられる。

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