福井県内インフルエンザが増加傾向、コロナ上回る 10月23~29日の感染報告数、県が予防呼びかけ

福井県庁

 福井県は11月1日、県内39の定点医療機関から10月23~29日の1週間に報告された新型コロナウイルスの感染者数は計82人で、1定点当たり2.10人だったと発表した。前週比0.91倍で7週連続で減少した。インフルエンザは増加傾向で、同期間に計154人の感染者が報告され、1定点当たり3.95人(前週比1.83倍)となり新型コロナを上回った。

 県保健予防課の担当者は「新型コロナは落ち着きがみられるものの、インフルエンザは今後も増えてくるだろう」と説明。引き続き手洗いやうがい、換気など感染症の予防対策の徹底を呼びかけている。

 新型コロナの感染者数を地域別でみると、坂井・あわらが1定点当たり5.60人で、丹南2.38人、二州1.60人、福井市と永平寺町各1.50人、若狭1.33人、奥越0.50人だった。

 発熱時の受診案内や療養中の体調急変時の相談などは、総合相談センター=電話0570-051-280=で24時間対応している。

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