富山県砺波市千代の子ども食堂「風の家」は1日から、高校生以下を対象に100円で軽食を提供する夕方の部「凪(なぎ)」を始めた。これまで週末の昼限定で子ども食堂を開いてきたが、平日も設けて放課後の児童生徒が来やすいようにする。大人は200円以上で利用できる。
風の家は、同市鷹栖の猪原美雪さん(59)が運営する喫茶「緑山(りょくざん)」で第1土曜と第3日曜に開いている。利用者から「平日のほうが行きやすい」という声があり、喫茶の営業日に合わせて水、木、金曜の夕方に開くことにした。喫茶のフードロス削減にもつなげようと、時間帯は午後5時半から約1時間とした。
日によっておにぎりやバタートーストなどを提供する。高校生以下は100円で、大人は子ども食堂への寄付を含めて200円以上とした。猪原さんは「おなかの足しにしてもらい、近所のおばあちゃんの家のように思ってくれたらうれしい」と話した。問い合わせは、喫茶「緑山」の写真共有アプリ「インスタグラム」まで。