メジャー挑戦確実の山本由伸は総額2億ドル超の契約を手にするのか

今オフ、ポスティング制度を利用してメジャーリーグに挑戦することが確実視されている山本由伸(オリックス)。すでにアメリカでも注目の存在となっており、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は日本時間11月2日に公開した今オフのFA選手ランキングで山本を大谷翔平に次ぐ2位に置いている。アメリカの各メディアによる山本の契約予想も軒並み総額2億ドルを超えるものとなっており、田中将大が持つ7年1億5500万ドルの最高額記録を大きく塗り替えることになりそうだ。

山本が得る契約について、「ジ・アスレチック」のジム・ボーデン記者は7年2億1100万ドル、ティム・ブリットン記者は7年2億300万ドルと予想。これにポスティングの譲渡金が加わるため、メジャーリーグの各球団は山本を獲得するために2億ドルをはるかに超える金額を支払うことになる。

「ニューヨーク・ポスト」のマイク・プーマ記者は、具体的な契約予想はしていないものの、フロントオフィスに近い関係者の話として「総額2億ドルの6~7年契約がスタート地点となるだろう」との予想を紹介。25歳という年齢も非常に魅力的であり、争奪戦が過熱していけば、契約年数はさらに伸び、契約総額も2億5000万ドル、場合によっては3億ドルに近いラインまで上昇していく可能性もあるだろう。

大谷が右ひじの手術を受けて来季投げることができないため、山本には「今オフのFA市場における最高の投手」という評価が与えられており、多くのチームが獲得に乗り出すことが予想されている。ボーデン記者は、移籍先の候補としてメッツ、ヤンキース、ドジャース、フィリーズ、レンジャーズ、カージナルス、ジャイアンツ、レッドソックス、カブスの9チームをリストアップした。

FA選手ランキングで「1位大谷、2位山本」という評価を下すメディアも少なくなく、今オフのFA市場において、山本が大谷とともに大きな注目を集めることは間違いなさそうだ。

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