人気ドラマ『フレンズ』出演者、仲間の急逝に「完全に打ちのめされている」レイチェル役女優とは大親友

人気ドラマ『フレンズ』のチャンドラー役で知られたマシュー・ペリーさん(享年54)の訃報を受け、共演したデヴィッド・シュワイマー、ジェニファー・アニストン、コートニー・コックス、リサ・クドロー、マット・ルブランクが、「完全に打ちのめされている」と共同声明を発表した。

声明にはこう綴られている。「マシューを失い、私達は完全に打ちのめされています。私達は共演者以上のものでした。私達は家族だったのです」「語りたいことは多くありますが、今はこの思いもよらぬ喪失を悼み、受け入れるために少し時間を取りたいと思います」「いずれそうできる時が来たらもっと語りるつもりです」「今は、マシューの家族や友人、彼を愛した世界中の人々に私達の想いと愛を捧げます」

このメッセージには、5人がそれぞれ署名している。

マシューさんは28日、ロサンゼルスのパシフィックパリセーズ地区の自宅にあるジャグジーの中で遺体で発見された。溺死が疑われているが、死因は調査中だという。

関係者によると、『フレンズ』の共演者らは大変なショックを受けているそうで、ページ・シックスにこう話している。「キャストは兄弟の死に非常に動揺しています。マシューは彼らにとって兄弟でしたから」「キャストは全員とても仲が良く、大変なショックを受けるでしょう。良い時も悪い時も一緒に乗り越えましたから」「マシューが病気の時は、彼らは彼を守り、熱心に彼の世話をしていたのです」

特にレイチェル役を演じたジェニファーと親しい関係だったという。当初、マシューさんはジェニファーと付き合いたいと思ったものの、その代わりに2人の間には深い友情が生まれたそうで、ジェニファーは酒や薬物の依存症で苦しむマシューさんを支えていたという。

マシューさんは2022年、ジェニファーについて「彼女が最も気にかけてくれた。そのことで彼女に本当に感謝しているよ」とダイアン・ソーヤーに語っていた。

マシューさんは2013年、マリブの自宅を依存症を克服しようとしている人々の住居施設「ペリーズ・ハウス」にしていたほか、TMZに関係者が語ったところによると、最近では薬物依存症に苦しむ人々を支援する財団の設立に着手していたという。

2022年11月にポッドキャスト番組『Q・ウィズ・トム・パワー』に出演したマシューさんは強い思いを述べた。「僕の一番いいところは、何にもないことを除いてだけど、誰かに『酒を止めることができません。助けてくれませんか』と言われたら、『わかった』と言って、その通りにする。それが一番だ」「これは長い間言ってきたことだけど、僕が死んだ時、最初に言われるのが『フレンズ』であって欲しくないんだ」

「僕は、それを最初にそれを言って欲しい。そして、一生かけてそれを証明してゆくよ」。しかし彼は、そうならないことを分かっていたようで、「それが実現しないと分かっているけどね。でも、そうなれば素敵だ」と続けていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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