ベイカー勇退のアストロズ ブラウンGMは後任探しを急がない方針

日本時間11月2日、アストロズのデイナ・ブラウンGMは今季限りで勇退したダスティ・ベイカーの後任となる新監督探しについて、まだ面接を開始していないことを明らかにした。ブラウンGMは多くの候補者を徹底的に調査したうえで新監督を決定する意向を示しており、いつまでに決めるのか、といった具体的なタイムテーブルは設定していないという。早ければ日本時間11月8~10日にアリゾナ州スコッツデールで行われるGM会議の期間中に面接を開始する可能性があるようだ。

今年1月にアストロズのGMに就任したブラウンによると、アストロズの監督というポジションに興味を示す人々は非常に多く、ブラウンGMの電話は鳴りっぱなしだという。2017年と2022年にワールドシリーズ制覇を成し遂げ、2017年から7年連続でリーグ優勝決定シリーズまで進出し、来季以降もコンテンダーとしてワールドシリーズ制覇を狙える状態であることを考えれば、アストロズの監督が大人気のポジションとなるのは当然のことと言えるだろう。

そうした状況を踏まえ、ブラウンGMは「急ぐつもりはない。期限も決めていない。リーダーシップがあり、コミュニケーションを上手く取れる人を探していきたい」とコメント。多くの候補者のなかから適切な人材を選び抜く方針だ。候補者が多いため、人選に時間がかかるのは仕方ないことなのだろう。なお、ブラウンGMは来週アリゾナで開催されるGM会議の期間中に面接を開始する可能性を問われ、「イエス」と回答している。

ブラウンGMは「監督経験があるに越したことはないが、必須とは考えていない」と新監督探しの方針について言及。新監督候補としては、ジョー・エスパーダ・ベンチコーチとオマー・ロペス三塁ベースコーチの内部昇格のほか、ダイヤモンドバックスのジェフ・バニスター・ベンチコーチ、アスレチックスのマーク・コッツェイ監督、球団OBでエンゼルスとタイガースでの監督経験があるブラッド・オースマス、さらにはブリュワーズのクレイグ・カウンセル監督らの名前が挙がっている。

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