【東京駅のラーメンストリート新店実食!】革新的な味噌ラーメンと家系ラーメン2店舗がオープン

東京を代表するラーメンの名店が集まる東京駅の人気ゾーン、東京駅一番街地下1階「東京ラーメンストリート」。これまでも多くの有名店が出店してきましたが、この度5年ぶりに2店舗が新たにオープンしました!そこで今回は、オープンしたばかりの2店舗、「味噌麺処 花道庵」と「家系ラーメン 革新家 TOKYO」のラーメンを紹介します!

全国の人気ラーメン店が集結する「東京ラーメンストリート」

東京駅に直結した東京駅一番街にある「東京ラーメンストリート」は来年で15周年を迎える、全国のラーメン店が集結する施設。世につけめん旋風を巻き起こしたパイオニア「つけめん 六厘舎」や、20年以上、様々な賞に輝き続ける名店「魚介とんこつラーメン 東京駅 斑鳩」など、8店舗が出店しており、仕事帰りのサラリーマンから、インバウンドの外国人観光客まで、連日多くの人たちが訪れています。

そんな人気の「東京ラーメンストリート」ですが、5年ぶりに新しいお店がオープン。味噌ラーメンの「味噌麺処 花道庵」と、家系ラーメンの「家系ラーメン 革新家 TOKYO」という、それぞれ個性のあるラーメン店が出店しました。

早速、両店舗を紹介していきましょう!

ありそうでなかった濃厚味噌ラーメン「味噌麺処 花道庵」

1店舗目に紹介するのは、太麺に濃厚スープの「東京味噌ラーメン」を提供する「味噌麺処 花道庵」。「ラーメンデータベース」の「味噌ラーメン部門」で3度も1位を獲得したり、「東京ラーメン・オブ・ザ・イヤー」に10年連続で掲載された名店です。

お店で提供するのは、豪華な食材は使用せず、どこにでもある食材を、たくさんの工夫で仕込んで仕上げたこだわりの「味噌ラーメン」。“どこにでもありそうで、どこにもない味”ということで、どんな味なのか期待が高まります。

今回実食したのは、「特製味噌ラーメン」(税込1,350円)。東京駅のお店でしか食べられない限定メニューになっています。テーブルにラーメンが届く前から、味噌の香りとニンニクの香りが漂ってきて、食欲をそそられてしまいました。

「特製味噌ラーメン」には、にんにくと醤油に漬け込んだ特製豚バラ肉、じっくり煮込んだあとに燻製した食べ応えのあるチャーシュー、それに「花道庵」の代名詞とも呼ばれているラードで炒めたシャキシャキのもやし、太いメンマをトッピングし、ボリューム満点!早く食べたい!

早速、スープから一口飲んでみると、びっくりするほど濃厚!これまでいろんな味噌ラーメンを食べてきましたが、これまで食べたことのない濃厚さです。大量のゲンコツ・鶏ガラ・豚足・鶏もみじ・豚背ガラなどを2日間かけ炊くことで、濃厚かつマイルドな旨味を実現したのだとか。ニンニクもかなり効いていて、とにかく一口目からのパンチがすごい。

主役の麺を見てみると、かなりの太麺でスープに負けない存在感。これまで味噌ラーメンといえば、中太ちぢれ麺が多かったような気がしますが、「花道庵」の麺はスパゲティかうどんかと思うほど太いのです。これが濃厚な味噌スープに絡んでおいしい!

テーブルには味変用に、「一味唐辛子」、「にんにく」、「酢」がセットされています。辛いのが好みの方は、「一味唐辛子」を、ガツンとした味わいをプラスしたい人は「にんにく」、さっぱりした味変には「酢」をと、好みの味に変えられますよ。

筆者のおすすめは、「酢」です。濃厚な味噌スープに酢が加わると、さっぱりした味わいになって、また違う味噌ラーメンの味が発見できますよ。

味噌スープもずっと熱いままで、麺も時間が経ってもコシがあって、最後までおいしくいただけて、オーナーの味噌ラーメンへの強いこだわりをひしひしと感じる一品でした。

味噌麺処 花道庵

営業時間:10:30〜23:00(L.O 22:30)

公式サイト:https://www.tokyoeki-1bangai.co.jp/shop/detail/?cd=000223

ミシュランビブグルマン獲得店主が手掛ける「家系ラーメン 革新家 TOKYO」

2店舗目に紹介するのは、「東京ラーメンストリート」にも店舗を構える「ソラノイロ」を手掛け、3度も「ミシュランガイド東京・ビブグルマン」に掲載された店主が手がける「家系ラーメン 革新家 TOKYO」です。“家系 ラーメンに革新を起こす!”というコンセプトになっており、店主の強い思いを感じます。

家系ラーメンといえば、男性客が多くてなかなか女性1人だと入りにくい印象がありますが、「家系ラーメン 革新家 TOKYO」は、店内も洗練されていて、入りやすい雰囲気になっています。“どなたにも愛される、一段階質の高い家系ラーメンを目指している”ということで、そういう点でも革新的な家系ラーメン店といえそうです。

実食したのは、「革新家スペシャル」(税込1,380円)。こちらも東京駅だけでしか食べられない限定メニューになっています。家系ラーメンの目印とも言える海苔は、丼からはみ出すほどです。

「革新家スペシャル」のトッピングは、よくある家系ラーメンとはちょっと違います。国産豚の吊るし焼き焼豚モモ、煮豚バラ、低温調理ロース肉の3種類の国産豚のチャーシューに、玉子はうずらではなく塩味玉、ほうれん草ではなく旨みの濃い江戸菜、そして大きな海苔が4枚もトッピングされています。とっても贅沢!

スープは、国産の豚骨、背脂と鶏ガラをふんだんに使い、タレには「ヤマサ醤油の吟選醤油」をメインで使用。コクとキレを出すために、独自配合の調味料をブレンドしているとのこと。飲んでみると、家系なので濃厚なスープを予想していたのですが、思った以上にあっさりしてまろやか。これなら家系が苦手だった人や、女性でも好んで食べられそうです。

麺も、家系といえば太麺というイメージだったのですが、細めの麺でびっくり!国産小麦を使った特注麺ということで、コシと歯ごたえがしっかりがあり、細めの割には、スープによく絡まって、おいしくいただけました。

味変用の調味料は、「家系ラーメン 革新家 TOKYO」でもバラエティ豊かに用意されています。特におすすめなのが、ニンニクを使用した「ニンニク味噌」なのだとか。丼の縁に乗せて、少しずつ溶かしながら食べるのがおすすめですよ。

あっさりした味にしたいなら、「さっぱり生姜」と、「スティーブジョブ酢(リンゴ酢)」を試してみてくださいね。

家系ラーメン 革新家 TOKYO

営業時間:10:30~23:00

公式サイト:https://www.tokyoeki-1bangai.co.jp/shop/detail/?cd=000224

15周年を迎えた「東京ラーメンストリート」に行こう!

オープン15周年を迎えて、これからさまざまなイベントを行っていくという「東京ラーメンストリート」。5年ぶりにオープンした2店舗も、これまでにないラーメンを提供してくれるお店なので、みなさんも東京駅まで足を伸ばして、訪れてみてくださいね。

東京ラーメンストリート

場所:東京駅八重洲南口地下1階(東京駅一番街 地下1階)

店舗:「東京煮干し らーめん玉」「そらのいろ NIPPON」「塩らーめん専門 ひるがお」「とんこつらーめん 俺式 純」「六厘舎」「東京駅 斑鳩」「味噌麺処 花道庵」「家系ラーメン 革新家 TOKYO」

公式サイト:https://www.tokyoeki-1bangai.co.jp/street/ramen/

[All Photos By Kaori Simon]

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