サクラエビ秋漁 初日の水揚げ1トン 昨秋の3分の1と厳しいスタート 漁業関係者「水温低くなってくれれば」=静岡・駿河湾

「駿河湾の宝石」と呼ばれるサクラエビの秋漁が解禁となり、11月2日朝、初競りが行われました。初日の水揚げ量は2022年の3分の1程度で、資源回復が期待される中、厳しい出だしとなりました。

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毎年、春と秋に行われるサクラエビ漁ですが、2023年の秋漁が解禁され、約1tが水揚げされました。2022年の秋漁と比べると3分の1程度の漁獲量に留まり、資源回復の兆しが見えた春漁とは対照的に厳しいスタートとなりました。

2日の由比市場では、15kgあたりの平均価格が8万6790円と、不漁だったこともあり2022年に比べ1万8495円高くなりました。

<由比港漁業協同組合 宮原淳一組合長>
「懸念材料とすれば、あまりにも水温が高すぎる。ただ水温が低くなってくれば、獲れるだろうと。今日、ない(不漁)からと悲観することはないかなと思っている」

サクラエビの秋漁は12月25日まで行われる予定です。

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