三重の多度大社、爆破予告メール 「上げ馬神事」動物虐待と批判

 三重県桑名市の多度大社で毎年5月に行われる「上げ馬神事」を巡り、大社関係者に爆破予告が1日に届いていたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。予告では、神事自体が動物虐待だと批判していた。馬がけがをし安楽死させられていたことから、インターネットなどで「動物虐待ではないか」と指摘されていた。

 捜査関係者によると、4日を指定して大社を爆破予告する内容のメールが届いた。大社は県警に相談し、安全のため4日の参拝の受け入れを取りやめる予定。

 大社の担当者は「万が一にも一般の方への危害があってはならないと判断した。参拝客が非常に多くなる3連休の中日で、苦渋の決断だ」と話した。

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