光で魅せる極上アート 東京のギャラリーで特別展「ひかりの底」

ガラスや陶芸など多彩な美術工芸品が並ぶ特別展(東京都品川区・TERRADA ART COMPLEXⅡ BONDED GALLERY)

 多彩な美術工芸品が並ぶ特別展「ひかりの底」が1日、東京都品川区のギャラリー「TERRADA ART COMPLEXⅡ BONDED GALLERY」で始まる。京都ゆかりの作家の作品も多く、10月31日に関係者向けの内覧会があった。

 日本の工芸品市場が縮小する中、海外に日本の工芸品をアピールしようと、京都府や関西イノベーションセンター(大阪市)などでつくる「日本の美術工芸を世界へ実行委員会」が主催した。

 会場にはガラス、漆工、陶芸などの作品21点が並ぶ。京都関係では截金(きりかね)師の江里朋子さん、人間国宝の陶芸家、故清水卯一さんのほか、帯製造卸「誉田屋源兵衛」、唐紙工房「かみ添」の作品が展示されている。一部を除いて販売もしている。

 キュレーターの橋本麻里さんは「さまざまな光のバリエーションがある作品を楽しんでほしい」と話している。21日まで。無料。午前11時~午後7時。月曜休業。

© 株式会社京都新聞社