霧島、北勝富士らと計13番 大関3場所目、熱こもった出稽古

稽古で汗を流す霧島=福岡市の陸奥部屋宿舎

 大相撲九州場所(12日初日・福岡国際センター)で大関3場所目を迎える霧島は2日、福岡市南区の陸奥部屋で出稽古に訪れた小結北勝富士、新入幕の北の若と計13番、熱のこもった稽古を繰り広げた。昇進後は2桁勝利がなく、秋場所も9勝止まり。「先場所はもう終わった。これから」と気持ちを新たにした。

 頭をつけての攻めで力の差を示したが、秋巡業終盤に腰の痛みが出て「調子はまだ上がっていない」という。6日以降は時津風部屋へ出向いて鍛える予定。

 この日は焼酎最大手の霧島酒造(宮崎県都城市)から紫色を基調とした化粧まわしを贈られ「自分にできることは一つしかない」と2度目の賜杯へ気持ちを高めた。

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