マライア・キャリー、今年は氷の塊から脱出しクリスマス・シーズンの到来を告げる

マライア・キャリーが“クリスマスの女王”と言われるにはそれなりの理由がある。そのひとつが時間厳守だ。今年もマライアは、ハロウィーンが終わる前にフライングしてクリスマスの飾り付けを始めてはいけないとファンに“Not yet!(まだダメ!)”と警告する恒例行事を終え、日付が変わった瞬間にホリデー・シーズンの到来を告げた。

現地時間の2023年11月1日午前0時に彼女は、「It's......TIME!!!」というお馴染みの掛け声にパンプキン、氷の塊、クリスマスツリーの絵文字と#MariahSZN(マライア・シーズン)というハッシュタグを付けてキャプションに添え、35秒の凝った動画を投稿した。

この映像は、凍った金庫室のショットで始まり、扉の上の赤いカウントダウン時計に“11月1日12:00”と表示される。金庫の扉が開き、様々な怖いマスクをつけたマライアのアシスタントたちが、巨大な氷の塊から彼女が脱出するのをドライヤーで手助けしている。

マライアらしく、最後は自慢の高音ボイスで“It’s time!”と歌って残りの氷を破壊し、赤と白のサンタスタイルのコスチュームで姿を現す。場面は雪降るクリスマス・ツリーの森になり、象徴的なホリデー・ヒット「恋人たちのクリスマス/All I Want For Christmas Is You」が今シーズン初めて公式に鳴り響く中、彼女の双子である12歳のモンローとモロッカンもお祭り騒ぎに参加して皆で踊りまくっている。

1994年リリースのこのヒット曲は長い間クリスマスの定番だったが、2019年まで全米1位を獲得することはなく、その後米ビルボード・ホリデー・ソング・チャート“Holiday 100”で歴代最も人気のあるホリデー・ソングとして君臨した。マライアは11月15日に米カリフォルニア州ハイランドで13日間の【メリー・クリスマス・ワン&オール!】ツアーをキックオフし、12月17日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで最終公演を行うまで北米を横断する予定だ。

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